【第1回】今からできる人手不足対策!中小企業もRPAで事務処理の自動化を|横浜市|コンサルティング

RPAで事務処理の自動化

事務処理の効率化を実現するRPAは、人手不足で悩む企業の特効薬として期待されています。RPAとは何か?導入のメリットや具体的なツールについて、3回に分けてポイントをご紹介します。

過去最悪の人手不足に悩む日本企業

 過去最高の人手不足となっている日本。日本商工会議所の調査によれば、65%の企業で人手が不足しており、前年比で人手不足の割合が約5ポイント増加。これは4年連続の悪化とのことです。また、今後の見通しについても全体の半数以上の企業が「不足感が増す」と回答しており、何らかの手を打つ必要があります。

いま注目を集めている人手不足対策 “RPA”

 経営者にとって頭の痛い人手不足問題。その対策として近年注目を集めているのが、RPAです。RPAとは、「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の頭文字をとった略語で、「ロボットによる業務の自動化」という意味です。

 ロボットと聞くと人型ロボットや工場で活躍している産業用ロボットを連想する方も多いかもしれません。しかし、RPAはコンピュータ内部で動くソフトウェアロボットです。ソフトウェアロボットのRPAを使えば、WebシステムやExcelへのデータ入力など日常的にパソコンで行っている事務処理を自動化することができます。一度設定をしてしまえば、大量のデータ処理や繰り返し作業を人間よりも高速に処理することができます。これにより、日常業務の効率化はもちろん、繁忙期など事務処理件数が膨らむ時期でも社員の時間外労働抑制が期待できます。また、入力画面の変更などがなければソフトウェアロボットはミスなく正確に処理する事ができるので、チェック業務の効率化も可能です。

クラウド型RPAや補助金で中小企業の導入ハードルが低下

 RPAの対象とする業務量が多いほど削減効果も大きいことから、昨年から今年にかけて銀行や保険会社、通信会社などの大手企業で導入が一気に進みました。一方、中小企業では導入コストや求められる技術スキルなどがネックとなり、普及の足枷となっていました。

 しかしここにきて、各社からクラウド型RPAが発表され状況に変化が見え始めました。例えば、RPA事業10周年を迎えたRPAテクノロジーズが提供するクラウド型RPA「BizRobo! DX Cloud」は、月額20万円〜(税抜)。社会保険料も含めた1人分の人件費と同等かそれ以下の金額でソフトウェアロボットを採用できます。

 また、IT導入補助金の対象となっている製品であれば最大50万円の補助金を受ける事ができます。導入コストで躊躇していた企業様は、この機会に検討してみては如何でしょうか?

まとめ

今回は「今からできる人手不足対策!中小企業もRPAで事務処理の自動化を」と題して、ソフトウェアロボットのRPAについて解説しました。

  • 65%の企業で人手不足。今後も不足感が増す。
  • 人手不足対策として、ソフトウェアロボットのRPAが注目されている
  • クラウド型RPAの登場やIT導入補助金により、導入ハードルが低下

次回はRPA導入のメリットについて解説します。

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